​何度転生しても同じことをしている理由

私達の鑑定は、守護霊との会話以外に前世鑑定が入ってくるのですが、その理由は「ただ前の魂が何をしていたか」を視るためではなく、「今の障害になっている事象」と「今活かせる能力」を視るために霊視をしています。

なので、「何であったか」は二の次、三の次ぐらいに考えており、注視していません。

鑑定を定期的に行っても、「今乗り越えるべきもの」「今メインで行わなければならないもの」などが変わらなければ、見える前世が前回と同じ時もあります。

逆に、クリアしていれば、別の前世が視えてくる事もあります。

そんな中で、
「何だか転生しても転生しても、同じことをしている氣がする。なんなら今もしようとしている…」
という事があります。

これは、他の事をしていた前世もあるのですが、私の前世鑑定の場合、今必要だからそれらの前世が視えてくる状態なので、前世鑑定をすると、「自分は毎回同じような事をしている」という事は、人によってはよくある事です。

例えば、「カウンセラーみたいな仕事ばかり前世鑑定で出てくる。今もカウンセラーだし…」のような感じです。

昔のカウンセラーと言うと、シャーマンであったり、お坊さんであったり、茶坊主であったり、占術師であったり、乳母であったり、騎士や武士などの団体の中間管理職であったり…。

何の役職でもないのに相談に乗っている過去世があったりもします。

他にも色々あります。

「なぜこんなにも同じ事をしているのか？」

と、思われる方もおられるでしょう。

しかし、ストーリーを視ると分かります。

一つ一つの転生の、その人生の中で何を感じ、思っているのか？例えば上記のカウンセラーの方だったとしたら、

『…もっと氣の利いた事が言えなかっただろうか？』

転生後

『何故、時期尚早にあの人に言ってしまったんだろうか？もう少し待ってあげた方が良かった…』

転生後

『氣づかせるために強く言う事も必要だった。もっとしっかり導けたはずだ』

『あの人にあのタイミングでこういうことを言ってあげたらもっと生きやすくなったはずなのに！』

『自分の力だけでなく、周りの力も借りて導ければ最高だった！過信をしていた！』

など、その仕事の一つ一つに心残りがあったりもします。

その人生で全て乗り越えられれば良いのですが、今の人生を考えても分かるように、渦中ですと分からないものです。

また、素直になれないものです。

そして、その仕事にやりがいを感じ、能力が長けているからこそ、『もっと深めたい』『もっと役に立ちたい』という氣持ちが湧いてきます。

繰り返している事は、どうしても諦められなかったり、氣になったり、行動を起こしてしまっていたりします。

あなたの中にも、そのようなものがあるのではないでしょうか？

その欲求は過去世から連綿と続いたものであり、あなたの課題でもあり、あなたの生を感じる場所かもしれません。